この世には原子爆弾の造り方を知っている人もいる。知は必要であれば広がる。だが,原子爆弾を使用する人は,…おおむね造り方を知っている人とはまるで違う。
米国司法省が,ドメイン名の没収し,そのサイトに警告文を表示するという戦術に出ている。また,司法省は,サイトの訪問者の情報を犯罪防止のために使用することもあると規定している。ウェブサイトがおとりに使われる危険性もあるということだ。
記事中にもあるけど,どんなキーワードで検索してそのサイトに来たか,というのはログをみれば当然すぐわかるもので,今年に入ってからの当サイトで多かったキーワードをみると,「ウィンMX」「明日のテレビ番組」「ミッキーマウス法」「OSEx」「ライムワイヤー」「エミュロム」「アトミックボム」などだったりする。かなり前にちょっとだけ使った言葉で来られるとすみませんすみませんと云う感じだけど,まぁどうしようもない。
うちはanalogの基本的な集計しかしてないけど,IPアドレスと対にしたり,クッキーと併用したりすると,特定の個人のキーワード履歴がわかるような,なかなか面白いログ結果を出すこともできる。で,そのキーワードで検索して来たのが誰かはプロバイダーやプロクシサーバー管理者にでも連絡して身元を確認しなくちゃいけないので悪事でもされない限りムリだろうけど,それが司法省だったり警視庁だったりすれば話は違う。検索しただけで悪いことなんてしてない,と思っていても,レッテルを貼る材料には使われる。それが嫌なら,リファラーを送信しないように設定できるブラウザを使いたい(マックだとiCab(pic)がいちばん手軽かと)。
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